化物語 第2話「ひたぎクラブ 其ノ貮」

高密度の物語と作画を堪能しました。単に面白いキャラが出るというだけではなく、結構、王道にして本格な伝奇物でもあるんですねえ。忍野のうんちくぶりには、どこぞの京極堂先生を連想しましたよ。


そしてシャフト独特の演出。これは近年ますます冴えているのではないでしょうか。忍野の「神棚」に入り込み、質問に答えていくひたぎの姿、TVアニメとは思えないほどの神妙な雰囲気で、まさに「重み」のあるシーンでした。光と影の具合が素晴らしい。


ええと、あとはひたぎさん渾身のサービスシーンですかね。着替えが長々と続きますが、彼女の姿もさることながら、そこで繰り広げられる会話が楽しい。おまけに、四捨五入ネタがきっちりオチにつながっているとはやられました。この辺は原作の力なんでしょうね。


それにしてもラスト、蟹さんから返してもらったのか、ひたぎの性格が妙にしおらしくなってむしろ怖いです。いまにも「そんなのウソにきまってるでしょ」とかひっくり返されそうです。次回には元に戻っていても不思議ではないので、油断禁物なのです。