大正野球娘。 第1話「男子がすなるという、あれ」

期待の作品ではありますが、1話を見る限りちょっと微妙かも?


OPからして、大正時代の風俗を見せようとしているのは分かるのですが、小梅と晶子の笑顔ばかりでちょっと単調な印象でした。仮にもスポーツ物なのですから、もっと野球のシーンとチームメイトを描いてほしかったですね。


本編も、絵は綺麗でよく動いていますが、見せ方にいまひとつキレがないといいますか、なんだか順番にしゃべっているだけ、みたいな調子で、物語の始まりだというのに、ワクワク感が足りないのですよ。


もっとも、この点については言葉遣いの問題もあるのかも。いちいち「ですの」とか「かしら」をつけていると、どうしても間延びしてしまうわけです。一つ疑問なんですが、本当に大正時代の女学生はこういうしゃべり方だったんでしょうか? お嬢様学校だったにしても、現実はもうちょっと簡単だったんじゃないでしょうかねえ。まあ、大正時代に生きてませんし、女学生でもないので分かりませんが……。


あと、小梅と晶子って、こんなに距離遠かったでしたっけ? 原作は借りて読んだのでもう確認できないのですが、二人は最初からかなり親しい口調だったイメージがありましたが……。僕の記憶違いかもしれませんが、なにか他人行儀で違和感でした。



しかし何より、一番心配なのは小梅と三郎の許婚設定が無かったことになりかねないことですよ。三郎出てきましたけど、小梅の口調だと本当に「ただの使用人」という感じで、留保一切なし。もし二人のラブコメが無かったらどうしてくれようかというところです。


さすがにそこまでは原作変えないだろうと思いつつも、最近の女の子たくさんアニメ(及びその原作)はヒロインに恋人作ることを避ける傾向があるので、不安なのです。