東のエデン 第5話「リアルな現実 虚構の現実」

咲の「好きだった人」というのは姉の夫だったんですねえ。まだちょっと引きずっている部分もあって、これはたしかに、同居していて気後れしちゃうこともあるんでしょう。こういうことを、映画のポスターと咲の表情で見せるところはさすがだなあと思いました。


一方朗は、「セレソン」について調べるべく地方の病院に向かいます。途中で道路から飛び降りて、もののけ姫のコダマちっくな化け物にじゃれつかれている時は一体何が始まったのかと思いましたが、映画のイメージシーンでしたか。上手く騙されましたよ。元の映画を知っていれば、なお楽しめるんでしょうねえ。


そしてついに明かされる「救世主ゲーム」のルール。12人に100億円とは、太っ腹ですが、勝手に押し付けられて、なおかつ一人しか生き残れない。あまりに身勝手な話です。ミスター・アウトサイドは「国を救うため」なんて言っていますが、単に眺めて楽しんでいるだけじゃないかと思いますよ。


ただ、物語としては、非常に楽しいことは間違いないです。謎が謎を呼ぶことが、欲求不満ではなくて、ちゃんと魅力になってますからねえ。早くも次回が楽しみ。