「世界の奇妙な国境線」

世界の奇妙な国境線 (角川SSC新書)

世界の奇妙な国境線 (角川SSC新書)

国境線が定まっていなかったり、細長く伸びていたり、飛び地であったりと、そういうのは地図好きのロマンですよね。よく考えると何でロマンなんだか良く分かりませんが、興味深い存在なのです。


本書はまあ、簡単な新書レベルの内容と言うことで、内容的には薄めなんですが、全体的に網羅してあると言ったところでしょうか。さくさく読めました。


面白かったのは、

飛び地問題に詳しい吉田一郎

の本からの引用。どこかで聞いた名前というか、「飛び地問題に詳しい」と言うレアな人がそういるとは思われず、やっぱり「世界飛び地領土研究会」の方でありました。


この吉田氏、充実した飛び地領土研究サイト作成のかたわらで市会議員もされてるなかなかすごい方ですが、今回検索してみると「九龍城で生活、日本で引きこもり、議員になった“飛び地男”」なる記事までできていました。面白いサイトだとは思っていましたが、こんなに有名な人とは知らなかったですよ。


と言うことで、途中から書評なんだか良く分からなくなってしまいましたが、とりあえず、「本書よりも、まずは世界飛び地領土研究会の方がおすすめ」という感じで。