CLANNAD AFTER STORY 第10話「始まりの季節」

タイトルどおり、いよいよ朋也の新しい生活が始まる回。今回も相当な勢いですね。朋也が古河家を出るのはもうちょっとゆっくりした後だったような記憶があるんですが、もうさくさくと進みます。杏が「丸くなった」と評したごとく、さまざまに積み上げてきた経験が彼を変えてきたのでしょうか。最初から家を探したりと、結構真面目に将来のことを考えている朋也でした。でも、吉野さんに頼み込むまでの流れはさすがに唐突だったかと。朋也が周囲の人々を見て焦りと孤独感を感じるような静かなシーンも挟み込まれてはいて、ただ急なだけではなくしていたのはさすがでしたけど。


狭いアパートを借りて一人暮らし。そして初めての仕事の厳しさ。子どもから大人になろうと必死な時期。この辺のシリアスな描写はCLANNADの1つの白眉だと思っております。だからこそ周囲の人たちの支えが心に温かい。できればもうちょっとゆっくり描いてもらいたいなあ、とも思うのですが、次回はどうでしょうか。