魍魎の匣 第6話「筥の事」

サブタイトルの漢字「筥」がなんなのか、と思いきやそのまま「はこ」と読むんですか、これ。正直全く分かりませんでした。日常生活で使うことってまずないですよねえ。


さて、第6話。前回関口と鳥口を驚かせた京極道の種明かしが始まります。シャーロック・ホームズばりの推理よりも、むしろ事前に情報をしっかりと仕入れていた堅実派。「ただ話す順番を変えただけだ」と悠々と語る姿が落ち着いた頼もしさと変人らしさを同時にだしていますね。


そして話は霊能者のことに。飛び込み取材をする鳥口はなかなかに敏腕な編集者。京極道の話をすぐ飲み込むあたり、頭の回転も良さそうで、意外と魅力的なキャラかもしれません。現在であったらカルトとも呼ばれるかもしれない新興宗教・御筥様。この教主が以前箱屋であったこと、頼子の母親の元にも訪れたこと、少しずつ話がつながってきましたが、まだまだなんだか分かりません。壺の中の紙に「魍魎」と書かれていたなんて、いよいよさっぱりです。


「まいったなあ、魍魎は苦手なんだよ」と京極道。


いかにも得意そうなんですけどね。


今回もほとんど3人でしゃべっていて終わってしまいましたが、退屈感はなく、ジワジワと引き込まれていきます。次回も楽しみ。


ふと気になったんですが、こういった日本の名作ミステリのアニメ化を、海外のアニメファンはどう評価しているんでしょうかね。あんまり話題になることもないのかもしれませんけど、漫画でもライトノベルでもない日本の小説世界に触れる一端になるんじゃないかと思ったりもいたします。