魍魎の匣 第2話「狸惑わしの事」

前回と違って、何かが大きく動いたという感じはなかった第2話。暗い駅や病院の中で、木場や関係者がどうのこうのと話していた場面が長く、肝心の加菜子の容態の行方も、事故なのか自殺なのか、あるいは事件なのかも判然としないような回でした。


……が、これで十分に面白いのですからさすがです。昭和20年代の風景を美しい作画で見せてくれるのも価値がありますし、キャラクターの会話も、木場の所では緊張感があったり、逆に関口達の車中でやりとりは楽しかったり。京極道の妹の敦子が可愛らしいので、今後の活躍を期待です。


最後、道を迷ってしまった関口達が見たのは、怪しげな建物と、まるで人が変わってしまったかのような木場。こういう豹変はなかなかにビクビクくるものがありますね。話の前振り段階はある程度終わったと思いますので、本格的な進行が楽しみ。京極道の出番はそろそろですかねえ。