清原、天国の仰木監督に感謝…引退あいさつ全文(スポーツ報知)

さらば清原。


紆余曲折あった選手人生でしたが、なんだかんだ言っても常に憧れの選手でありました。巨人に移ってからは「番長」という、良くも悪くも荒っぽいイメージが喧伝されるようになりましたが、オリックスではそれも積極的に自己アピールに使ったりして、吹っ切れた明るさがありました。


しかしまあ、僕にとってはやはり西武の清原です。西武時代後半の清原はホームランも25本くらいで物足りない成績が続きましたが、それでも一本一本に、他の選手にはない価値が感じられたものです。


ただ、彼ほどの素質をもってしてなぜタイトルを取ることができなかったのか、3割を2度しか打てず、40本を一度も達成できなかったのか。そればかりはやっぱり残念でした。90年まではまあ順調だったのに、翌91年の低迷で大きくつまづいてしまった。なぜなんでしょうねえ。惜しいばかりです。


とまれ、長い間お疲れ様でした。復帰後のホームランが見られなかったのは残念でしたが、この年齢でリハビリし復帰したプロ根性はさすがでした。今後は意外と良いコーチになりそうな気がするんですが、解説も聞いてみたいと思ったりしますね。