スレイヤーズREVOLUTION 第11話「Keep out しのびよる魔獣!」

う〜ん、どうも……ダメですね。全体的にもっさりしているというか、テンポが悪いというか、上手く噛みあってない感があります。


とにもかくにも、今回はデュクリスとザナッファーのやっていることがあまりに残虐非道すぎて気分が悪いです。アニメスレイヤーズで、ここまで一般人に絶大な被害が出たことって初めてじゃないでしょうか。なのに、壊される描写は建物だけで、被害を受ける人々の様子が描かれないのが中途半端で納得いきません。デュクリスは曲がりなりにも志を持っているのかと思いきや、あれじゃあタダの逆恨みです。当時の政府要人だけを狙うのならまだしも(それでも気分の良いことではないけど)、罪も無く殺されては街の人々も浮かばれますまい。


で、デュクリスがゼロスに説明をする。「復讐だ」なんて分かりきっていることをわざわざ言わなくても良い感じはありましたが、それは置いときまして、同じようなことをまたポコタがリナたちに言う。この二重説明は作り的にまずいんじゃないでしょうかねえ。


あと、音楽の使い方がちょっと引っかかるのですよ。ザナッファー「ごとき」にL様のテーマをつけないでほしいとか。旧作の懐かしい音楽を使うのも悪くないですが、せっかくの10年ぶりの「REVOLUTION」なんですから、もっと新曲で攻めてほしいですよ。


まあでも、次回は正直こっちもすっかり諦めて忘れていたシルフィールが出番あるようなので、そこは楽しみにいたしたいかと。さすがラスト近くになるとあらわれる人です。