「コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー 3」

だんだんと盛り上がってまいりました。当初はナナリーがナイトメアで暴れるイロモノかとも思ったのですが、なかなかどうして、本格派にコードギアスな物語ではないですか。本編ではただの麻薬だったリフレインをマオの能力に関連付けたり、エデンバイタルなる思わせぶりな用語が出てきたりと、「やるな」と思わせてくれます。


「魔女」C.C.を元に生み出された人工的なギアスユーザー達。抑制剤のためにイレギュラーズとして命令に従わなければならない宿命が悲しい。あんな身体になっていくのでは、マオが必死になるのも分かりますし、アリスも自らの運命を呪っていることでしょう。果たして彼女達に開放はあるのか? 今後の見所の一つですね。


今巻はルルーシュとスザク、C.C.の過去が語られた巻でもありました。ルルーシュ・スザクについてはある程度アニメ本編設定と近そうな気もするんですが、サウンドドラマなどは聴いていないので分かりません。


今作のゼロはC.C.で通すものとばかり思っていたのに、最後はルルーシュがゼロに? まだまだ物語の本番はこれからという期待感。願わくば物語の最後まで順調に語られますように。