ヴァンパイア騎士 第3話「懺悔の牙」

おどろおどろしさ、不気味さがよく出ていて見ごたえのある回でした。それにしてもなんでしょう、あの街は。石造りで荒涼としていて、どこの国やらという雰囲気です。学園と寮も十分に変でしたが、街の風景と比較するとよっぽどまともに見えますね。唯一、ラーメン屋だけがあたたかかったですよ。


零を探す優姫ですが、謎の子どもと遭遇し、風船を持って少年を追うことに。ここは絵的にもなかなかすごかったんじゃないでしょうか、カットが切り替わることなく、どんどんズームしていって、素人目に見てもなかなか力が入っていたなあ、という印象。その後のレベルEとの戦いも恐怖感が出てました。それにしても、こんなにヴァンパイアがうろついているとは、枢の存在ゆえでしょうか。ヴァンパイアの純血種って、なぜかどの物語でも貴重だったりしますな。まあそこはお約束。


そして、ヴァンパイアの力を受けて苦しむキャラもお約束なのです。ラスト、零がヴァンパイアとして優姫に牙を向けることに。う〜ん、展開が早い。3話にしてここまで進むとは予想外でした。6話で終わるといわれても納得するような勢いですが、果たしてこれからどういう展開になるのでしょうか。事前予想ではもうちょっとラブコメ的でゆるいのりかと思っていたのですが、力の入る本格シリアス劇ですね。