ARIA The ORIGINATION 第10話「その お月見の夜のときめきは…」

いつもながら見事な出来。美しさすら感じさせる展開でした。新米プリマとなったアリスの緊張と頑張りぶりをしっかり押さえつつ、励まそうとお月見にもっていく流れも自然。そこから藍華とアル君が出会い、「2つの月」というアクアの見どころも語りながら、「引かれあう力」で二人の関係を表現する。参りました。実際、アクアで月がああいう風に見えるかどうかは気になりますが、まあ良いか。


「近づきすぎたちっぽけな月は、アクアの影響を受けすぎて、やがて、粉々に砕けてしまうに違いない」


月光に照らされた幻想的なシーン、アリアでは珍しいほどの切ないときめき。はたで聞いたら「恥ずかしいセリフ禁止!」と言われそうな藍華の独白が良いです。でも最後に手をつなぐアル君、やりますな。

第3期は本当、第1期を思い出すような珠玉エピソードの連続ですね。素晴らしいです。