CLANNAD 第1話「桜舞い散る坂道で」

堪能しました。


僕のクラナド原作に対する感想と評価はこちらに書いてありますが、KanonAIRに続くKEY3部作(リトバスはプレイ中につきとりあえず除外)の中では、傑作ではあるものの、やや印象が落ちるというところでした。とはいえそこは根が鍵っ子なのです。OPの流れるようなメグメルアレンジバージョンに感嘆し、本編の渚の可愛らしさにもだえます。思えば渚はKEYキャラの中で一番素直に可愛いキャラのような気がしますね。


物語は、原作を上手く再構成しつつ、幻想世界もきっちり織り込んでいく模様。作りの手堅さはさすが京都アニメーションとしか言いようがありません。ただ、アニメAIR並みに展開が速く切り替えが多いのはちょっと気になりましたかね。2クールとはいえCLANNADのボリュームを考えればやむをえないところではありましょうけど。むしろ3クール欲しい。


本作で忘れてはならない春原との掛け合いもさることながら、一番良かったのはやはり秋生さんと早苗さんですよ。「おせんべいパン」には笑いましたね。この2人の存在感は、アニメでも十分なものになりそうです(存在感といえば、OPに勝平がいないなあ……。うぐぅ)。


エンディングにどんな顔をして良いか分からなかった原作ファンも多いのではないでしょうか? まさかここで団子大家族の歌とは見事なまでに意表を突きつつ、原作尊重と両立させた業です。ただ、メロディーラインが同じだけに「小さな手のひら」と交じり合ってしまう感はあり。いずれにせよ、「影二つ」や「ANA」もそのうち重要な回で登場するのではないかと予測するところでありますよ。


欲を言えば、ビスタサイズで映してくれるとなお良かった。その辺はDVDで、って事なんでしょうかねえ?



P.S ああそうそう、声にはほとんど違和感無しでした。書くのを忘れるほどに。