ひぐらしのなく頃に解 第12話「皆殺し編 其の七  「雛見沢症候群」」

感想の前にまずは、無事に放送されたことに感謝。良かった良かった。本来当たり前のことであるはずなんですが、あらためて見られることのありがたさをかみしめます。作者である竜騎士07さんの製作日記を見ましても、精魂こめて作った作品が「斧で敵を殺していくゲーム」などと要約されてしまって、心痛が大きかったようです。僕も放送されるかどうかばかり心配していて、作者の心情までは思い至りませんでしたが……。まったく、適当な報道は罪深いことです。


さて本編ですが、今回でひぐらし世界の中核的な謎はほぼ全て説明されたといっても良いんじゃないでしょうか(あとは鷹野さんの動機だけですかね)。初めて仲間達に雛見沢症候群のことを打ち明け、信じてもらえたあとの梨花は、胸の使えが取れて吹っ切れたようでした。もう表も裏もない梨花の笑顔が良かったです。


「オジサンの勘じゃあ、鷹野さんが犯人だね」


魅音、勘すごすぎですって。いや何よりすごいのは大石なんですが。


ラスト、大石と熊谷が撃たれるシーンはかなりあっさりと。今編の大石は頼れる存在でした。梨花と視聴者にとってはまた会えますが、この世界の大石の命はこれで終わり。そう考えると辛いです。合掌。次回はいよいよ皆殺し編クライマックス。タイトルからして「終末」ときました。楽しみというか、おどろおどろしく期待です。


……にしても梨花ちゃん、自分が死ねばみんな発症することを知っているのならば、仲間を巻き込むも巻き込まないも無いような気がするんですが、そのあたりはどうなのかと。まあ、多少なりとも長生きは出来るでしょうが……。