魔法少女リリカルなのはStrikers 第25話「ファイナル・リミット」

久々になのはらしい感動がここに。前作11話を見たときを思い起こしましたよ。まあ、さすがに及びはしないのですが、近いものはありました。


個々に見れば、今までどおり不満点もいろいろとあるのです。やっぱりキャロとエリオの部分が弱いとか、タイムリミットまでの危機感が伝わってこないとか、はやての変身シーンがないとか。しかしながら、ヴィータとはやて、ゼストとアギト、そしてなのはとヴィヴィオの熱く真っ直ぐな言葉と心に、心震わせずにいられるでありましょうか。


「助けるよ。いつだって、どんな時だって!」


自らの力に対する自信と責任感。ヴィヴィオに対する愛情が伝わってきます。やっぱりなのはは、どこまでもリリカルなんですねえ。


決着はやっぱりシリーズの華。一撃必殺大出力砲撃を豪華2連発して終わらせたなのはさん。前々からサーチしておいた工夫も光りました。あれだけの敵と対峙しておいて、損害は疲れただけ。実質ノーダメージで切り抜けたムチャな強さ。さすがはエースオブエースの強力ヒロインです。


そして今回、一番感心したのはラストの展開ですね。メインヒロインたちで戦いを終わらせつつも、新人達が助けに駆けつけるなんて、燃える展開ではないですか。まあ、次回が最終回ということを考えると、それほど時間はかけられないでしょうけど。ちぐはぐが目立った今期の構成の中で、一番はまった流れに感じられました。最後、予告を見るかぎりヴィータもなのはもまったく無事なようで何よりですが、多分本当になのはシリーズの最後でしょう。寂しさを残しつつ、注目です。



P.S ……で、結局はやての変身シーンはどうなるのかと問いたいところなんですが、都築さんのことですからきっと次回やってくれるでしょう。もうそのくらいの信頼感はありますよ。