ロミオ×ジュリエット 第17話「暴君〜漆黒の因縁〜」

こういう形でモンタギューとティボルトの過去を重ね合わせていくのは上手い見せ方。親の勝手で子どもが苦労して、恨むようになるの図。あくまで個人的感情で街をどうこうされては市民がやっていられませんし、これでモンタギューの行動を正当化できるものではありませんが、「世の中を突き動かすのは恐怖と憎しみ」というのもそれなりに正しいのでありましょう。ただまあ、ああいう支配は長続きしませんよね、一般的に。やはり指導者は前向きな理想を見せてくれませんと。まあ、それがモンタギューにとって黄金の女神像なのかもしれませんが……。一応人気取り的な事業も行ってはいたのですね。ちと意外でした。


さてしかし、前回といい今回といいジュリエットたちが正体を明かしすぎでは無いでしょうか? エミリアにしても、知らせることで危険に巻き込むようなものですし、カミロをあっさり逃がして平気な様子も疑問です。彼女達は潜伏しているはずなのですが、違いましたっけ?