レ・ミゼラブル 少女コゼット 第14話「二人きりの旅」

逃避行とは言え、これほどまでに安心してコゼットを見ていられたのは作品開始以来初めてのことです。ジャンとの穏やかな旅のひと時がうれしい。特にAパートは「風の行方」まで流れて、感動的でした。とにかくコゼットに色々食べさせようとするジャンも微笑ましかったです。


ただそんな中でも、馬車の客や夢にテナルディエ夫婦の幻影を見て怯えるコゼットの姿もありました。気丈そうに見えましたが、やっぱり必死に耐えていたんですねえ。心にダメージが積もり積もっていたようです。痛々しい。


母親の死を知らされ、泣き叫ぶのではなく静かに歌うコゼットが切ない名シーン。ラスト、ジャンとコゼットの前に昇った朝日も美しく、力の入った作りでありました。次回も二人の旅は続くようで、楽しみです。