魔法少女リリカルなのはStrikers 第1話「空への翼」

さてとうとう始まりましたリリカルなのは、よもやまさかの第3期。過去2作が素晴らしかっただけに、時代を10年飛び越えた本作には期待あり不安ありというところでしたが、1話を見た段階ではやはり力のあるシリーズだなという印象を受けましたね。さすがにA’s1話ほどのインパクトはありませんでしたが、スバルとティアナの受験エピソードとしてしっかりまとまっていました。2人とも良い感じのキャラでまずは一安心。長丁場であることを考えると、このくらいの落ち着いたスタートの方が良いのかもしれません。


一方、本来の主役であるはずのなのは達はほとんど脇役的な形に感じになっちゃってました。そもそもタイトルロゴも「Strikers」の部分が大きめで、「なのは」の方は目立ちません。これも時代の移り変わりということでしょうか。10年というとファーストガンダムZガンダムよりも長いブランクな訳で、なのはワールドも歴史的になってきました。舞台も地球じゃなくて、ミッドチルダ世界が中心になるのでしょうか。もう翠屋とか出て来ないのかなあ……。両親と兄姉も少しでいいですから出番があって欲しいものです(兄が出たら忍も一緒に出られそうだなあ)。


今後は若い世代(いや、なのは達も十分若いはずなんですが)の新キャラたちと、なのは達前作までのキャラがどう一体化してストーリーを構築していけるのかがポイントでしょう。うまく融合できれば良作となってくれるはず。個人的には、なのはのキャラデザにいまひとつ違和感がぬぐえないのですが(体が大きくなったわりに目が大きすぎるような)、期待しています。



最後にOPとEDについて。OPは十分良いものの、前作よりは少し落ちるかなあという気がします。なんといってもクロノとユーノがいないのが寂しいですよ。ユーノにいたっては公式サイトのキャラ紹介にすら見当たりません。そんなご無体な……。EDは歌が少々前作に似た雰囲気。珍しく寂しげななのはの表情が良かったです。