グロービートジャパンとグーグルとラーメン花月

書店で「グーグル八分とは何か」をパラパラ眺めていると、「グロービートジャパンの裁判に関する事例がグーグルから弾かれている」という話が載っていました。なんでも「グロービートジャパンが右翼過激派団体とつながりがある」という指摘に関する裁判において、会社側がグーグルに申し入れをしたことを認めているそうです。


で、グロービートジャパンといえば、あのラーメン花月の会社。上記の話はかすかに聞いたくらいのことはあったのですが、詳しく見たのは初めてだったので、花月ラーメンファンとしてはなんとも微妙な気持ちでした。まあ、あれだけチェーン展開をしながらも株式上場しているわけでもなく、店内においてあるチラシを見ても独特のセンスで、変わったところだなあ、とは感じておりましたが、果たしてその実態たるやいかなるものなのでしょうか。それでもラーメンはやっぱりそこそこおいしいと思うので、今後も行くつもりですが。


それにしても不可解なのはグーグルです。先日のNHKスペシャルでもアメリカの「グーグル八分」の例が放送されていましたが、たかだか一会社からの申し入れであっさりと検索結果を歪めてしまうとは? そんなことが通ればそのうち申し入れだらけになってしまうのではないでしょうか。それとも、グーグルにとって特別な基準に該当するときのみ反応するのか。


掲示板の管理人が訴えられるご時勢ですからグーグルにとっても苦渋の決断なのかもしれませんが、そもそも検索というのは結果を中立的に示すべきものではないかというイメージがあります。検索エンジンの役割が大きくなるばかりの昨今ですから、こういう点は、法律的・倫理的に詰めておかないといけなくなりそうですね……。