朝日新聞の愛国心特集を読んで思う

先日三日間載ってた「愛国心を歩く」という記事をなかなか興味深く読みました。最初に載ってた「小林よしのり氏の本を読んで関心を持ち、ネットで色々と調べて」という若者の図は、いかにも朝日が好みそうな筋立てのようにも思えましたが、一つの類型としてあるのではありましょう。


「戦後日本は健全な愛国心を育ててこなかった」というのはある程度同感なのですけど、今の若者のいわゆる「右傾化」が健全かどうかは疑問の残るところで。「みんなで協力して国を良くしていこう」という前向きな方向性よりも、中国や韓国、左翼たたきの刺々しさばかりが特にネット上では目立っているように見えます。中韓若者の反日にしてもしかり。「それはごく一部の面に過ぎない」のかもしれませんが、排外的嫌悪感ばかりが広がってしまうのではないかと、正直心配なんですよね。個人的にはどうも感覚が合わないというのが率直なところです。



しかしまあ、なんだかんだ言っても一定の組織力と資金とブランドを持って、外国であれどこであれコメントをもらってくるマスコミの力というのは大きいものだとあらためて思ったりもいたしましたよ。ネットの時代、マスコミは確かにその権力を一部相対化されましたが、結局ソースとして重要視されるのは新聞社のニュースだったりしますし。批判すべきところもたくさんあるとは思いますが、社会のためにより良く頑張っていただきたいと思いますね。