「ボクを包む月の光」

ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編 (1) (花とゆめCOMICS (2801))

ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編 (1) (花とゆめCOMICS (2801))

ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編 (2) (花とゆめCOMICS (2875))

ボクを包む月の光―ぼく地球次世代編 (2) (花とゆめCOMICS (2875))

懐かしいなあ。とにもかくにもその言葉が一番です。「ぼくの地球を守って」には、僕も高校時代はまりましたよ。転生物では今のところあれ以上に好きな作品に出会っていないですね。木蓮、紫苑、柊、玉蘭、繻子蘭、槐、秋海棠、ちゃんと覚えてます。


で、その後日渡さんの作品はほとんどご無沙汰だったのですが、「ぼく地球」の続編が出ていると聞き、読んでみました。輪と亜梨子の子供世代を描いた作品で、2巻まで見たところほのぼの風味。2人が幸せに家族やっているのが嬉しいですし、亜梨子が歌手としてやっているのも納得。本編では輪は余り好きなキャラではなかったですが(まあそういう役どころですし)、今作を見ると、すごく良い大人になっていて驚きました。読感は悪くないです。


「下手な続編で前作を壊していたらどうしよう」というのがこの手の作品に対する不安なわけですが、まあ今のところは大丈夫かと。そう簡単に壊される前作でもないですし。ただ、全体的に作者自身によるファンサービス・二次創作的雰囲気があり、それ以上のものにはなっていない感。作品単独での魅力が出てくるかどうかは今後次第でしょう。「展開を考えていない」と不安げなことを作者も書かれてますし。