「データで読む 常識をくつがえす野球」
- 作者: 小林信也
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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興味深かったのは「無死一塁でのバントと強攻では、強攻の方が得点確率も平均得点も高い」というデータですかね。これを見ると、「果たしてバントは本当に有効な戦術なのだろうか」という疑問が湧いてきます。ただ、データはあくまで統計結果に過ぎないことも確か。強攻をする場面はというとクリーンアップだったり大差がついていたりする状況が多いわけで、単純にバントの場面と比較できるかは微妙なところです。この辺、もっともっと厳密に数理的、心理的要素を交えバントの有効性、または非有効性を論じてくれた分析があると良いのですが……。
「代打の代打は成功率が低い」ってのには納得かも。言われてみると確かに、ほとんど成功した試しがない気がします。