涼宮ハルヒの憂鬱 第13話「涼宮ハルヒの憂鬱5」

いよいよ本編部分も佳境ということで、今までで一番シリアスな雰囲気が漂っていた回でした。タイトルどおりハルヒも憂鬱モードで自分の思いを語ります。「5万人の観客でも日本全体の2000分の1にしかならない」ことにショックを受けた小学生時代のハルヒ(……どうでも良いですが、ハルヒの両親の顔も見たいものです)。このエピソードは何か作者の実感が入っているような気もするのですが、どうなんでしょう。個人的にはむしろ、「1億人と言ってもたかが野球場の2000倍に過ぎないのか」という感もしないではありません。ともあれ、ハルヒがこういうことをしゃべれること自体、キョンを心を許している証拠であるのでしょうね。


前半がハルヒの語りなら後半は古泉。ようやく見せ場です。長門有希が人気だったり朝比奈みくるが萌えだったりハルヒがメインヒロインだったりする今作ですが、個人的にはもうちょい古泉一樹が注目されても良いのではないかと思ったり。いつも嘘っぽい笑顔で思わせぶりなしゃべりばかりしているので忘れがちですが、彼も通常は普通の人間であるはずで、実際何を考えているのだろうかと、ちょっと気になります。


閉鎖空間はリリカルなのは、神人はもののけ姫を思い出した人多数ではないでしょうか。神人は小説だといまいちイメージしにくかったですが、こうしてみるとやっぱり迫力がありますねえ。



次回はいよいよ最終回。早くも名残惜しいです。