ひぐらしのなく頃に 第11話「祟殺し編 其ノ参 〜境界(さかいめ)〜」

*原作未プレイです。


暴徒と化した圭一の話。しかし全然感情移入できないのは辛いです。これはホラーものとしてあえてそういうつくりにしたためか、ノベルからアニメに変わった都合上、圭一の心理を描写し切れてないためか。いずれにせよ、沙都子との交流がもうちょっとあってほしかったですね。まあ、どういう理由付けがあっても殺人は許されないことであろうと思いますが。描写が生々しいだけに、例えばガンダムなんかでの人殺しとは違う重みがあります。


今回は作画も良く、なかなか作りに力が入っているように見えました。特に圭一が穴を掘っているときの回想シーンが印象的。その成績の良さゆえにねたまれ、田舎に引っ越してきたわけなのですね。もっとも、今回の彼の行動は場当たり的でとても頭脳明晰には見えませんでしたが……。「事件を起こさなければ良いんだ」と威勢よく、いかなる策を講じたかと思いきや、ただバットで殴るって埋めるだけでした。おいおい……。そもそも前後の言動のおかしさでたどり着かれるに決まってるじゃないですか。


ところで、どうして圭一の両親は顔を見せないんでしょうか。特に隠さなきゃいけない理由は思いつきませんし、マンガ版では普通に出てましたけど。