うたわれるもの 第10話「傭兵」

*原作バレなしでお送りしております。


カルラ登場と紹介の回。一話彼女が主人公という感じでしたね。嵐に乗じて奴隷船を脱出し、兵士たちを皆殺しにする危険人物。しかし彼女の本質はやっぱり、エルルゥやアルルゥに対して見せたひょうひょうとしながらも気の優しい姉御というところにあるのでしょう。首飾りのエピソードはほのぼのとして良かったなあ。加えて、ベナウィをも驚かせる力の持ち主でもあり。うたわれヒロインの中でもっとも多面的というか、味のあるキャラクターであるように思います。なお余談ですが、ゲームでは彼女の圧倒的攻撃力にとても助けられました。いなかったらクリア出来なかったかも。


他のキャラについていうと、今回は久々にエルルゥの表情が豊かで耳もパタパタ動いて可愛かったなあ。カルラにとってみれば良いからかい相手なんでしょうね。あとウルトリィとカミュがあっさり再登場、なのは良いとしても「調停」をうたっておきながらシケリペチムがあっさりと攻めてきたのはどういうことなのかと思わないでもありません。やっぱり国際社会の基本は自己防衛ということなのか……。あと「ヨモル」という言葉が出ていましたが、これは「大使」で良いんでしたっけ? 原作の造語を使うのは雰囲気作りに役立つ反面、未プレイ者に優しくないんじゃないかと思いました。頼みのベナウィ説明も無かったですし(苦笑)。


(追記:ナクァン(?)が剣奴、ヨモルが國師……って、やっぱり説明抜きじゃ分かりませんよ)