Fate/stay night 第19話「黄金の王」

*基本的に原作バレなしでお送りしております。



オリジナル要素が多くて楽しめたキャスター編も最終章です。今回は……う〜ん、良いところもあったものの悪いところも多かった回、ですかね。


突如現れた金ピカ我様の攻撃によって、串刺しにされてしまうキャスター。最後にマスターをかばうシーンが回想をはさみつつ描かれます。ここでキャスターに大丈夫だといっておきながら実はボロボロだった葛木先生が泣かせる……。まあ、あんなにひゅんひゅんと武器が飛んでいて無傷だったら変というものです。


気になった点は色々。セイバーとアサシンの戦いで、完全なツバメ返しに対して問答無用でセイバーが勝っちゃうのはどうかなとか、凛の怪我がほとんど問題になってないとか、金ピカ攻撃がただの黄色い線になっちゃってて迫力がないとか。……あれだけの剣をいちいち描くのは大変だとは思いますが、そこはCG作成とかにして何とかならなかったものですかねえ。


しかし今回最大の問題は、Bパートの説明にあるでしょう。セイバーが前回の聖杯戦争に参加していたという時点でまず驚かないといけないと思うのですが、まったくスルー。さらに、士郎がいきなり「それで王の選定をやりなおすのか。死にかけている自分を救わずに」と来ました。……いや、そんな話になる伏線なかったですから。「セイバーが輪廻の杯の外にとどまっている」というのが突然出て来すぎです。このあたり、どうも各脚本間での統制に疑問を感じてしまうんですよねえ……。どうしたものか。


ちなみに言峰神父、実に3話以来の登場でした。これだけ空いていても全然忘れることのない強烈な存在感がすごいです(笑)。