劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者

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先日書いたTVアニメ版の感想に次いで、劇場版です。今回は主な舞台が「我々の世界」になっているため、よりシリアスで歴史劇的な物語となってますね。異世界ファンタジーだからこそ一歩距離を置いて描かれた戦争のテーマが、より直接的になってます。それが「ハガレン」として良いのか悪いのか良くわかりませんが、少なくとも僕は面白く見られました。ちょうど先日「ヒトラー 〜最期の12日間〜」を見ただけに、なんとも言えぬ思いがわきましたね。


ロケットで「門」を超えるあたりはまあアリかと思いますが、ひとつ疑問なのが原子爆弾が開発されたのが元の世界側という点。技術力はこちらの世界のほうが高いという話なんじゃなかったでしたっけ? 歴史の誤差の範囲内ということなんですかね。


最後兄弟一緒になるのは良いのですが、我々の世界側での終結というのは、「物語にとどまらず、現実の世界に関わってほしい」というメッセージも含んでいるのでしょうか。でもウィンリィが不憫でならないです……。