Fate/stay night 第8話「不協の旋律」

原作プレイ時から感じてたことなのですが、ここの慎二と話すシーンは士郎の性格がちょっと変わっているような気がします。「断る」とかはっきり敵対調で、お人よしモードの士郎君が一時隠れてしまってるような印象。まあ、学校にあれだけ危険な結界を張った上、ライダーを連れている相手では気を許せないのも当然ですが、そもそも士郎と慎二が何で「友達」であるのか未だに分からない自分でありますよ。


全体的には今回も説明&伏線モードでお話の進みぐあいはゆっくりでした。ただ、その説明の見せ方は一時期よりもこなれてきたんじゃないでしょうか。藤ねえの士郎に対する追求も楽しく描けてましたし、地味ながらも作品評価はちょっと上昇中です。


士郎の家に泊まりこみにかかる凛は、冷蔵庫の中をのぞいたときの笑顔が妙に良かったです。包丁を持ったまま士郎をからかう意地悪モードも披露。ネコをかぶるどころか羽を伸ばしまくりでした(なお、各所感想サイトさんで凛をツンデレと評する向きも多く見ますが、個人的にはちと疑問だったりします。少なくとも現段階では全然デレデレしてませんし、特段ツンツンもしてないと思うのですけど)。


一方セイバーは士郎の命令無視で柳洞寺に向かうのでした。……まあ自ら死地に飛び込んで行った士郎に「罠に決まっている」とか「あんな殺され方はゴメンだ」とか言われても説得力に欠けますやねえ。


次回は久々に戦闘シーンが続きそう。原作ファンからすると、いよいよルートがこんがらがりつつ話が進みそうなので、その組み立てぐあいに期待と不安です。