かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜  第6話「お嫁さんとお婿さん」

相変わらず、交錯する人間関係に緊張感が漂うかしましです。見ていてこれほどストレスのかかる良作も久しぶりかもしれません。悪くはないのですが、もうちょっと息をつけるパートも欲しくなってきました。現状、先生はワンパターンですし、はずむ父のやっていることはもはや犯罪状態ですしねえ……。君望における「あゆまゆ」は偉大だったのかもしれないと、いまさらながらに思ったりいたします。


今回はとまりがクローズアップされた一話でした。話の流れはちょっとご都合主義的にも見えましたが、許容範囲内でしょう。はずむが岩の上を伝っていったのに対し、川の水の中に足を浸して進んだとまり。さりげなくも彼女の決意を示した描写が心地よいです。キスをしないで終わらせたバランス感も良しでした。ここでキスしちゃうとさすがにはずむが悪者に見えちゃいますので。


ところでネット上の感想を見ると、とまり派とやす菜派に分かれてたりするようで。僕はどっちかいうとやす菜派ですかね。もちろんとまりも好きなんですけど、やす菜の「良い子なんだけど、ちょっとずるい面も持ち合わせている」ところに妙に惹かれます。



余談ですが、今回印象に残ったセリフ。


「オマエもともと男なんだし、べつに変じゃないって」


……シュールな世界だなあ(笑)。