舞-乙HiME 第18話「ホワイトアウト」

今週もとても楽しい舞-乙HiMEでした。そういえば前作も今くらいのときが一番楽しかったなあなどと思い起こしつつ、今回は最後まで勢いが続くことを期待したいです。


なぜかいきなり難民の中に混じっているマシロ女王。前回の引きはどこへ行ったんだ? と思いたくなりますが、公式サイトでのストーリー紹介を見ると、視聴者のそういった感想もしっかりと織り込み済みのようで。


今回は体制側と難民側の対比が面白かったです。国は難民を差別し追い出しますが、難民も決して善良なだけではなく、アオイをリンチにかけ崖から追い落とす(この作品の場合、死んだとは限りませんが……)暴力的で冷酷な面もみせる。マシロを助けた少女にしてもそれは同じで、このあたりの描き方がこのシリーズの上手いところだなあと思うわけです。最後までマシロを守ろうとしたアオイの気高さが光る一方、どうしても足が動かないマシロの姿にもリアリティがあってつい感情移入しちゃいますね。正体を隠したまま、果たして彼女は今後どういう道をたどるのでしょうか。楽しみです。