舞-乙HiME 第15話「アリカ、泣く。」

凝ったサブタイトルの多い今作の中にあって、珍しくシンプルなサブタイトルでしたが、いろいろあって感想をまとめるのが意外と難しい回のような気もします。とにかく、いかにもな悪役と、いかにもな救出劇と、犯人の「自供」と、舞踏大会の一回戦。その中にきっちりと埋め込まれたアリカとマシロの涙。相変わらずの高密度でしたが、アリカの不自然に明るい様子から、マシロとのやり取りまで、実にスムーズな流れでした。二人の脇で平然としているミコトもおかしみを誘いましたね。とまれ、「立派なマシロ女王」というのはぜひ見てみたいものです。



それにしてもセルゲイ、本当にそれで良いのか? 自らを悪者にする覚悟は立派ですが、純真な少女の心に傷を残しすぎですよ……。