ARIA The ANIMATION 第13話「その まっしろな朝を…」

ARIAも最終回。初回以来登場のアイちゃんと、みんながそろって最後らしい雰囲気のある一話でした。放映時期に合わせてちょっと早い新年祝い。イタリア風の行事におしるこが売っている謎世界ぶりも健在でした。それにしても、マンホームとアクアって、旅行費用および日数が結構かかるのではありますまいか? この時代の科学では造作もないことなのでしょうか……。


最初から最後までとても高いレベルで楽しませていただきました。燃えも悲劇もギャグも特にあるわけではないのに、これだけ面白いというのは驚きですね。佐藤順一監督らしさと言いますか、本当に各キャラクターが生き生きしていて引き込まれました。
加えて、アクアの魅力を存分に描ききった美麗な作画ときたら。あの、海が波立つ様子を表現しただけでも、アニメ化した価値は十分にあったのではないでしょうか。


「美しい」


その一言が何より似合う作品だったと思います。僕のアニメ鑑賞史上の中でも間違いなくトップクラスの評価になりましたし、同じく高評価のリリカルなのはA’Sと同時期に見られたのは非常に幸福なことだったと思います。