ARIA The ANIMATION 第11話「その オレンジの日々を…」

時が過ぎても、幸せな思い出は永遠に……。


安定したハイレベルを維持してくれる本作の中でも、今回は特に素晴らしい一話だったと思います。冬のアクア、雪の中の暖かい部屋と、つむがれる昔話。死や別れが描かれる訳でもないのに、大きな出来事が起こるわけでもないのに、どうしてこんなにも涙腺が刺激されるのでしょうか。最後藍華達と分かれるときの灯里の、寂しそうな表情の絶妙な表現力ときたら。見事です。風景も含め、作画も最高レベルでしたしね。
「もうこれで最終回でも良いくらい」と言いたくなってしまうほどでしたが、前にもこのフレーズを使ったことがあるなあ、と思ったら、このARIAの第1話に対してでした。常に高評価の証。これとなのはを見られるだけで、今季は間違いなく豊作です。