小泉首相、5度目の靖国参拝

首相の、「二度と戦争を起こしてはならないという不戦の決意」という気持ちは真摯なものでしょう。それは疑いません。ただ僕はやっぱり慎重派ですね。祀られている方々(のほとんど)に罪は無いでしょうが、一宗教施設を過剰に意味づけしているように見えてどうも……。私人だ公人だというのも、首相という立場にある以上実際には注目されるわけですし。
あと、先方の理屈の正しい正しくないはおいといて、現に日中関係、日韓関係が悪化していくのも事実。毎年参拝していけばあきらめて黙るだろうという狙いがあるのかもしれませんが、この調子だとどうも望み薄のような気がするのですが……。信念ある行動でも、フォローが無いと今後にっちもさっちも行かなくなりそうで恐いです。


ただ、参拝そのものの話で言えば、秋の例大祭の日というのは、良く言われる8月15日参拝よりもむしろ良かったんじゃないでしょうか。8月15日は確かに終戦記念日ですが、靖国神社的にはそれ以上の意味は無いとも言えるわけで。むしろ由緒あるやり方と言えそうな気はします。



P.S 難しい問題なので色々考えさせられますが、実は僕は参拝そのものよりも靖国神社のどこか偉そうにみえる態度が気に入らないのかもしれません。巨人の選手には何の恨みも無いし時に応援もするが、巨人のフロントには文句がある、みたいなものでしょうか……。