D.C.S.S. 第8話「嵐の予感」

なんだか今回は結構出来が良かったのではないでしょうか。すれ違いに苦しみ、雨の中にたたずむ美少女の図というのはまあお約束ではありますが、音夢と猫とを並べて描いてみたりとか、救急車のサイレンに合わせて鳴る電話の音とか、演出が上手く決まっているように感じられました。音夢と純一の言い合い、それをアイシアが仲裁しようとするシーンも緊迫感がありましたし、作画もきれい。ただ、先輩の扱いはあまりに……(涙)。
このストーリー展開だと緊張感がある分かえって見ている方が辛いという感じでしたが、純一もさすがに自分の誤りに気づかないほどは駄目ではなかったようで、とりあえず片方だけでも誤解が解けたのは何より。それにしても昭島先生は良い人です。
さてしかし、今回は良いとして気になりますのは今後のストーリー展開です。全26話あるんですよね。まさか毎回毎回純一と音夢とのすれ違いをやるわけではありますまい。そんなんでは疲れすぎます。ことりは初めからあきらめ気味ですから三角関係的に発展するとも思いにくい。第一それでは前作のままですし。そもそも音夢の再登場が思ったよりも早かった。もう少し引っ張ってもおかしくないかなと思いましたが……。う〜ん、結局アイシアの魔法がらみで話をふくらませるんですかね。期待半分不安半分です。