とらいあんぐるハート3日記 城島晶シナリオ

「こぶしで語り合う」とでも言うべき、熱さとさわやかさの同居が良い感じのお話しでした。途中で美由紀も言っていましたが、晶が求めていたのは御神流ではなくて、恭也(や美由紀)のような姿であったということ。自分に誇れる自分になりたいと、迷いながらもそれに気づいた彼女の笑顔が良いですね。
ただ、お話の展開はやや急ぎ気味というか、あっさり風味で、もう少しじっくりと語られたほうがラストの感情移入度が高くなったような気がしました。まあこれは作品全体を通してそんな印象もあるので、一つの特色なのかもしれませんが。「くどくどしくしない」ということですかね。あと、美由紀同様Hシーン抜きでも話が進むのには高評価です。やっぱり主人公の視点ですと、この二人(あとレンも)はあくまで妹分であって、すぐにはそういう対象になりにくい気がしますので。