アニメ版AIR 第4巻

AIR 4 初回限定版 [DVD]

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淡々とアマゾンで買っていくアニメ版AIRも早いもので第四巻となりました。今までDVDを買ってそろえたことなんて無かったんですが、この調子だとあっさり最後までいきそうです。それだけ魅力がある作品ってことですね。



・第7話「ゆ め〜dream〜」
往人が観鈴の下を去ろうと決意するあたりは、原作でもわりと唐突に感じられるところでしたが、アニメ版だとさらに急になっているような気はします。往人が苦しんでいるのもやや説明不足に感じられました。とは言え、観鈴のけなげな様子にはほろりほろり。往人が子供達に教えを請うシーンはDREAM編の中でもかなりの泣き所だとおもうのですがいかがでしょうか。人形に心を込めて光の中に消え去った往人。アニメでの今後の構成は知らないのですが、これでもう出番がほとんどなくなってしまうのでしょうか。アニメ版だと原作にあった傲慢さと奇矯さが薄れていて、本当に好青年になってましたね。ヒロインに懐かれるのも納得できましたし、主役としての役割がこれでおしまいとすると寂しいです。
ラストはいきなり1000年前。お話としては「往人さん?」とつぶやく観鈴のシーンで切ったほうが良かったとも思いましたが。せめていったん暗転しといた方がよかったと思います。時代が変わってるとは思えないくらい切り替わりが速かった(笑)。



・第8話「な つ〜summer〜」
とうとうお話はSUMMER編。神奈はゲームでの記憶より大人びた印象でした(声のためかな?)。まあ原作がこどもっぽすぎたので、年齢並みになったという感じです。お話は一気に八尾比丘尼のところまで進行。SUMMER編を2話でやるのはいかに何でも急ぎすぎではないかと危惧していましたが、思ったよりも自然でした。氷を食べるシーン、神奈をからかう柳也と裏葉の図、お手玉に夏祭りにと重要なポイントをもれなく押さえているのはさすがですね。鶏に追われる神奈の図も良し。戦闘シーンはいつもながら気合の入った動きが素晴らしかったです。ラストは思いっきり次回に続くですね。2巻で佳乃編、3巻は美凪編と切りが良かったですが、まあこの辺はしょうがないです。
原作プレイ時に突然舞台が昔になるという展開には驚いたものですが、アニメで初めて見た人、特に外国のアニメファンなんかはどう感じたんだろうかと、ちょっと興味深かったり。時代考証の正確性はさておき、1000年前の風景を楽しませていただきました。