バジリスク〜甲賀忍法帖〜 第7話「人肌地獄」

「汁気たっぷりじゃ」のところでカラカラになって倒れている蝋斉の図に笑ってしまいました。いや、冷静に考えると笑うにはバイオレンス過ぎる場面なんですけどね。殺し合いなのに過剰な凄惨さは感じさせない。絶妙のバランスといえましょうか。
朧に約定の破棄を伝える薬師寺天膳。ふと思ったのですが、彼は意外と真っ直ぐな男ではないかと。悪人顔ですし、実際やっていることは悪っぽいのですが、姑息さとか陰険さとかは意外と感じません。ただ己の信念に基づき甲賀の滅殺をはかる伊賀の首領。その存在感があるからこそ、物語がより魅力的になっていると思います。