英國戀物語エマ 第7話「水晶宮」

ウィリアムとエマ、ちょっとぎこちないとはいえ、ここまでは順調に来すぎているような印象ですね。ここから色々と障害が出てくるのでしょうか。二人が並んで歩いていたりすると、すわ、誰か知った人に見咎められやしないかとヒヤヒヤするのですが、どうやらこの作品ではそういった「マイナス方向のご都合主義」は存在しないようです。
見事に表現されたクリスタルパレスほか当時の風景描写に、脇役陣の行動は相変わらず光っているのですが、どうも主役のエマが埋もれてしまっているように見えるのが気になりますね。いまいち何を考えているのかつかみにくいところがあります。……と、ここで気づいたんですがこの作品、モノローグが無いんですね。だから直接的には感情が伝えられないで、行動とセリフがすべてになると。視聴者としてもそのあたりを積極的に汲み取っていく意識が必要なのかもなあと思いました。