みどりの日 「昭和の日」に改正へ

ということで昭和の日になりそうなのですが、正直、あえて変えるほどの意義があるとは思いにくいなあ……。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧みる」ということですが、昭和には初期の大不況と軍部の拡大、言わずもがなの戦争など暗い面も多くあります。復興さなかにも公害や過労死などの問題が起きました。そういった諸々をすべて含めて思いをはせるのなら良いと思うのですが、妙に懐古趣味的美化になりそうなのがちと不安。それに推進ネットの国民の声を見ますと、昭和時代の評価というよりも昭和天皇個人への崇拝の念が強く出ているようで、表に掲げた趣旨とややずれているようにも感じられます。そもそも、もう平成に入って17年。次第に遠くなる昭和を振り返っているのは今後難しくなるんじゃないかと思うんですがねえ。