「おたく:人格=空間=都市展」ポスター批判の話

いつの間にやら日本にも上陸していて、行けば良かったと後悔している「おたく:人格=空間=都市展」についてですが、こちらのページの主張が少しだけ論議を呼んでいるようです。まあこちらの文章ですとか、またこちらの文章ですとかを読まれれば、僕なんかは何も書く必要なさそうではありますが。
論の進め方やコメントに対する反応などからして玉置さんは批判されてもしょうがないと思います。文化庁の協賛云々を問題視していますが、今回のイベントはあくまで美術展。趣都と化した秋葉原をデフォルメしてみせる企画なのですから、良いとか悪いとか言う倫理の問題は別レベルの話でありましょう。むしろ現代秋葉原の象徴として、うまい選択だなと思わされました。
ただ、発端であるポスターに対する不快感そのものについては、正直分からないでもありません。というか僕も「ちょっとどうかなあ」と思います。やはりロリ的な面は否めないですからね。玉置さんは「オタクはこんなので喜ぶのか、ケシカラン」といった見方なのに対して、こちらは「オタクはこんなので喜ぶと思われるぞ、弱ったなあ」なので立場的には逆なのですが(苦笑)。
そもそも私的には、どうも幼すぎで萌えの範疇から外れているような気がするんですよね。せめてあずまんが大王のちよちゃんみたいな元気さがでてれば良かったんじゃないかと思うところでした(でもそのへんまで計算してデザインされているのかもしれませんねえ)。