ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君

ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君

いわずと知れた人気作。とうとう買ってしまいました。まだ序盤ですが良い感じです。評判が良い(少なくとも6や7に比べるとずっと良い)のは聞いていましたが、これまでのところ期待以上の面白さ。なんと言っても印象的なのは世界の広さです。「見わたす限りの世界がある」というコピーは、プレイ前はずいぶん当たり前のことを言っているように見えましたが、やっててまさしくそのとおりであることを痛感させられました。もう既に、これまでのシリーズだったら世界を何週かするくらい走ってます。3Dになったことで、原点の「冒険の楽しさ」がぐっと伝わってくるような感じですね。
キャラクターが大きくなって精密さをましたグラフィックも良いです。鳥山明さんのデザインが売りの一つであるドラクエシリーズですが、今となってみるとこれまでの作品がいかにハードの制約にしばられ、その絵を生かせていなかったのかが分かりますね。……どうせなら4や5のリメイクもこのレベルで見たかったと、無理を言いたくなってしまうほどです。
あとは音楽ですか。戦闘の音楽はデモムービーを見たときからお気に入りでした。テンポの良さと、ちょっとおどけたような楽しさが同居してますね。反面で緊迫感に欠けるので、後半の強い敵相手にはどうなるかという心配もありますが……。フィールドは雄大にして軽快。広々としたマップに良くあっています。あとは塔の曲。まだリーザス村の塔で聞いただけですが、寂しいような神聖なような雰囲気のメロディがグッド。他の曲も聞くのが楽しみです。
演出面は大きくレベルアップしつつ、アイテム、呪文名やテーマ音楽等、ドラクエらしさも十分に残している今作。今後も堪能できそうです。もしかしたら一種理想のドラクエ像なのかもしれないなあ……。