ヨミウリウィークリーを読む

今週の特集は「我が子を守れ! 「性犯罪」防衛術」 またしてもオタクが悪く言われるのだろうかと戦々恐々しつつもチェックしてみました。
記事の書き出しは例によって秋葉原のポルノアニメやマンガなどの情景。すわ過激なバッシングかと身構えましたが、内容的には意外にも(といっては失礼かもですが)抑制のきいた筆致で、一方的にはなっていませんでした。ロリコン的なものを好むのはあくまでオタクの中でも一部の人間である(こういう言い方も拡張すれば差別になるのかもしれませんが……とりあえず事実として)ということや、児童ポルノの数自体は、日本はさほど多くないことにも触れられています。……いや、そういうのは当たり前といえば当たり前のことなんですが、何しろこちらは大谷氏やカスパーさんの無茶な理屈で妙な耐性が出来てしまってまして(苦笑)。ただ全体的にはマンガやアニメ等も含めて規制を主張する流れですので、そこの辺りは納得いかない人も多いことでしょう。
なおこの記事では幼児性愛は一種の性倒錯であり病気であって、治療が可能という見解を示しています。単に「変質者」で済ませるよりはよほど良心的ともいえましょうが、僕は勉強不足につき良く分かりません。嗜好の一種かと認識していたのですが、なるほど病気なのですか。いや、嗜好も行き過ぎれば病気として扱うのが適切ということでしょうか。ふむぅ……。


ということで、主張への賛否はともあれ、それなりに読みやすい記事であったと評価いたします。……ただ一点、「副編集長から」の一文をのぞいては。これはちょっと無いのではないですかねえ。一つの主観としては分からないでもないですが、マスメディアで広く流すには、いささか適当でないように思われるところです。