ついでにカスパルさんの主張について

以前ギャルゲドットコムの閉鎖要求などを掲げて物議をかもしたNPOカスパルこちらの記事で再び話題に。
ううむ、これはもうなんと言って良いやら……。いやね、僕もアダルトゲームはしますが、あまりに鬼畜だったりロリ色が強いのは正直引きますから、問題に思う気持ちは分からないでもありません。しかしながら「基本的人権が損なわれるものに表現の自由はない」とか「絵で描かれていても、少女たちの人権を侵している」というのはさすがに行き過ぎ、というか多大な無理があるかと思われます(そもそも「表現の自由」も基本的人権のうちだったような気が……)。まあこれについては僕がどうこう言うより、また海燕さんの文章にリンクを張らせていただきますが。
上記の大谷氏といい、結局価値観の違いのもと各々の心の中で描く「敵像」は膨らみ、議論はすれ違うばかりなのでしょうか……。自戒も込めつつ悲しく思ってしまいます(カスパルさんも寄付とかプレゼントとかの活動は良いことだと思うんですがね……)。


ところで、一歩下がって考えて見ますと、カスパルの主張は「全てのポルノ的表現は悪」という感じで、是非はさておき一貫してはいます。これに比較すると、フィギュアとか二次元とか妙にニッチなところだけを批判する大谷氏の主張がかえって不思議に見えますね。絶対量でいうと、フィギュアよりも本やビデオの方がよっぽど影響力がある理屈になるのでは?