あらためて大谷昭宏氏の記事について

反論するために読み直してみたりしたんですが、結局大谷氏の主張って
「萌え嗜好は犯罪を誘発する」→「だから事前に取り締まるべきである」
に尽きちゃうんですよね……。最初から結論ありきと言いますか、前提に根拠が無いのが困りものです。一見奈良の事件について書いているようですが、全然つながっていないのもしっくりこない印象。「犯人=フィギュア萌え族(=抗議してきた人達)」という思い込みと決め付けしかないので、論の補強にも補足にもなっていません。また理屈上の問題点とは別に、批判に対するかたくなな態度もあまり良い姿勢とは言えないでしょう。
……とまあ、こんなことを書いたところで今更なんでしょうけどね。一応できた反論メールも、出す機を逸してしまってどうしたものかと保留中です(汗)。