ガラスの仮面 42巻

ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)

ガラスの仮面 (第42巻) (花とゆめCOMICS)

さてガラスの仮面です。待ちに待ったというより、どうせ先は無いものとしてそもそも期待もしていなかった一品でありますが、続きが出たからには読まずにいられません。マヤと紅天女の行く末やいかに? とはいえ、なにぶん物語は実にゆったり。予想できたことではありますが、この巻だけで大きく進められるわけもありません。桜小路君が結構前面に出て活躍し、傷心のマヤをなぐさめるの巻でした。読んでいて引き込まれるだけの力は健在ですが、もっともっと続きが出ないことにはどうにもならないというのは否めないところです。
前巻から6年。キャラクターは年をとってないのにいきなり携帯電話が普及してるというのもすごい世界ですが、この調子では10年後、20年後も同様になりそうなのがこわいです。これまでの話のペースから考えると、おそらく完結までにはあと10巻以上、どう切り詰めたって5巻以下ということは無いでしょうが、どうしたもんですかねえ。美内先生はなんだかこちらで活動されてるみたいですし。……まあ、また期待しないで放っておきます。


なお、ガラスの仮面を読んだことのない人へ一言。絵柄や有名すぎるタイトルに引くかもしれませんが、読み出すと止まらない面白さは保証しますよ。……完結しないリスクが大いにあるのがなんですが。