サッカーの反日感情、政府が中国に改善要請

なにやら波紋が広がっていますが、「愛国心って怖いなあ」というのが率直な感想だったりします。別に中国人観客全員が無礼だったというわけでは無いでしょうし、反日というより単に騒ぎたかっただけという人も結構いたことでしょうが、それにしても尋常な行動とは言えません。中国政府が近年推し進めた愛国教育の影響も指摘されていますが、煽っておいた政府の方ももう手綱を取れなくなってしまっているようで、燎原の火の如しというやつでしょうか。ネット上でも色々過激な意見が飛び交っているそうです。若い世代が多いだけに、今後にわたる日中関係が心配になってしまいました。
愛国心がすべて悪いと言うつもりはありませんし、健全なナショナリズムが必要とかいわれるとそういうものかも、と思ってみたりもするのですが、一歩間違うと他者の排斥につながるのも確かなわけで。何かと取り扱い注意なものだなあと考えさせられました。
なお、この件に関してはスポーツナビの以下の記事などが面白かったです。……って、もうあちこちで取り上げられているみたいですけど(まあいまさらこの話題というのがそもそも遅いですね)。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/column/200407/at00001515.html