IT企業のライブドアが近鉄買収に名乗り

迷走状態の合併話にまたまた新しい話が出てきました。「12球団2リーグ制維持」を望む立場としては一応朗報ではありますが、名乗りを上げた会社がライブドアというのには驚き&苦笑です。株式の大型分割で話題になるなど何かと派手な新興企業ですが、まさかこういう形で目立つことになるとは……。現状、球団を持つほど余裕がないのではないかという疑問もあり、どこまで本気なのか不明な感はあります。ただ、もし実現したらベンチャー企業的な経営精神でプロ野球界に革新を起こしてくれそうでもあり、なによりパリーグ消滅が回避できますので、期待といえば期待ですかね。
それにしても、近鉄社長のコメントには気分を重くさせられました。「近畿日本鉄道は仁義を通し、信義を重んじる会社だ。」「球界の大改革を今からやろうとしているんだ。それに逆行する勢力が仕掛けてきたものだろう。近畿日本鉄道をなめるなよ、という思いだ。」 これらの発言には、球団存続を願うファンに対しての信義が全然無いように思えてなりません。というより、残せる道があるのでしたら、それを蹴ることはあるまいと思うのですが。