2・神北小毬シナリオ

……一体、いつ以来のリトバス日記でありましょうか。ええと、大体一ヶ月ぶりですね。で、買ったのが8月18日ですので、およそ3ヶ月かけてようやく最初のシナリオを終えたことになります。いくらなんでもかかりすぎです。この調子ではクリアするころにKEYの次回作が出てしまいます。


で、何でこんなに時間がかかったかというと、結局こちらのやる気がいまいちでなかったためであり、それはつまるところ「あんまり面白くない」と、正直言わざるを得ない状況だからなのでありますよ。


長い長い共通バトル&野球ルート部分を抜け出して入ったこの小毬シナリオですが、やっぱり出来は、KEYさんにしては落ちるなあというところで。まあ、あれです。「まずは精神科医にかかった方が良いんじゃないかな」と思ってしまう時点でアウトなのです。ヒロインのトラウマ的豹変はKEYらしいと言えばKEYらしいのですが、これまでの作品はそこを上手くファンタジックにしたりして処理していたと思うのですよ。でも小毬の場合は以前から発症していて、家族もそれを分かっていたわけですよね。それを放置しているというのは重大問題ではないでしょうか。逆に、「医師に診せたけれども打つ手なし」とか設定があれば納得できたんですけどね。


話の展開もちょっと急でした。共通ルートが長かった分、逆に小毬ルート部分がずいぶんあっさり凝縮、というか短縮してあった印象で、急に事件が起こってあっさり解決したという雰囲気。ラストの音楽と演出のたたみかけはさすがにKEYの上手さを感じさせられましたが、それをもってしてもあまりに溜めが足りず。もったいなかったです。


キャラとしての小毬はすごく良かったとおもいます。理樹とも合いそうなので、これからも仲良く、と願いますね。



さてところで、一人エンディングを迎えると、音楽モードとギャラリーが追加されるのはお約束。今回はPMMKさんの音楽が多いですね。これまでのKEYとはちょっと毛色の変わった明るめの曲調が印象的です。麻枝准さんとManackさんも結構作曲されています。反面、戸越まごめさんの曲が少ないのが残念でした。「勇壮なる闘い」しかないとは……。