ヒロイック・エイジ 第2話「忘れられた子供」

やはりなかなか良い感じです。一見天然そうで、けれどやっぱり芯は強そうなディアネイラ姫様にまずは注目ですか。エイジは野生的過ぎて見るほうもなかなかついていけませんからねえ。


前回もちょっと「男は姫様に近づけない」云々の話がありましたが、どうやら不敬とかそういうこと以前に、近づくと気絶してしまうという特性があるようです。……どうも、周囲が迷惑そうな話ではありますな。


今回も防衛とはいえ青銅の種族を虐殺状態な人類。エイジに対しては一方的に「12の契約」を押し付け、しかもその内容たるや他種族の侵略破壊、さらに黄金の種族の技術をも手に入れようという、勝手極まりないものでありました。ずいぶん傲慢乱暴な話に聞こえますが、そうでもしないと生き残れない理由があるのでしょうか? ディアネイラも容認しているところを見ると単なる人類の野心だけとも思えませんが……。

レ・ミゼラブル 少女コゼット 第14話「二人きりの旅」

逃避行とは言え、これほどまでに安心してコゼットを見ていられたのは作品開始以来初めてのことです。ジャンとの穏やかな旅のひと時がうれしい。特にAパートは「風の行方」まで流れて、感動的でした。とにかくコゼットに色々食べさせようとするジャンも微笑ましかったです。


ただそんな中でも、馬車の客や夢にテナルディエ夫婦の幻影を見て怯えるコゼットの姿もありました。気丈そうに見えましたが、やっぱり必死に耐えていたんですねえ。心にダメージが積もり積もっていたようです。痛々しい。


母親の死を知らされ、泣き叫ぶのではなく静かに歌うコゼットが切ない名シーン。ラスト、ジャンとコゼットの前に昇った朝日も美しく、力の入った作りでありました。次回も二人の旅は続くようで、楽しみです。